COLUMN

チラシのQRコードから、何人がホームページに来たかを確かめる方法|アドレスに目印をつけて、Googleアナリティクスで見る

公開日 / Googleのヘルプ(画面の名前)を確認した日

チラシのQRコード。何人が見に来た? ホームページへの訪問を数える方法。QRコードのあるチラシとスマホ、グラフを表示したパソコンの水彩画

チラシやDMにQRコードをのせて配ったあと、「見てくれた人はいたのだろうか」と気になる。そんな方のための記事です。

ふつうのアドレスのQRコードだと、QRコードから来た人と、ほかの入り方で来た人は、見分けがつきません。そこで、QRコードに入れるアドレスに「目印」をつけて、Googleの無料の道具「Googleアナリティクス」で数える方法を、Googleの公式ヘルプで確かめられた範囲でまとめました。画面の名前は、2026年10月15日時点のヘルプの書き方に合わせています。

QRコードは、アドレスなどの情報を四角い図にしたものです。「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。[出典12]

先に結論

  • QRコードに入れるアドレスの最後に、3つの目印(utm_source・utm_medium・utm_campaign)をつけます。3つとも使うのが決まりです。
  • 目印は、どこから・どんな方法で・どの回の配布かを表す名前です。たとえば「チラシ・QRコード・2026年秋」です。
  • 数字は、Googleアナリティクスの[トラフィック獲得]で見ます。入れたとおりの名前で並びます。
  • 印刷する前に、自分のスマホで読み取って、リアルタイムの画面で確かめます(私の考えです)。
  • 数えられるのは、目印つきのアドレスから開かれた分だけです。アドレスを打ち込んだ人や、検索で来た人は入りません。数字はだいたいの数です。

ホームページを見た人の数の見方はホームページを見た人の数を確かめる方法に、画面の開き方はGoogleアナリティクスの見方(見る画面は5つだけ)に、電話や問い合わせの数え方はホームページからの電話・問い合わせの数え方にまとめています。この記事では繰り返しません。

「目印」とは:アドレスの最後につける、名前の札

Googleのヘルプによると、リンクのアドレスに「UTMパラメータ」という目印を足すと、どのキャンペーン(チラシ配りなどの取り組み)がホームページに人を呼んでいるかが分かります。人がそのリンクをクリックすると、目印がアナリティクスに送られ、[トラフィック獲得]のレポートに表示されます。[出典1]

やましなWeb

私の考え

ヘルプの説明は「リンクをクリックすると」という書き方で、QRコードのことは出てきません。QRコードを読み取ってホームページを開くときも、アドレスに目印がついていれば同じように送られる、と私は読んでいます。必ず、印刷する前に試して確かめてください(下の「印刷する前に試す」)。

アドレスを分けて見ると

https://www.example.com/?utm_source=chirashi&utm_medium=qr&utm_campaign=2026-autumn

  • ふだんのアドレス

    https://www.example.com/

    お店のホームページのアドレスです。「?」から先が目印です。

  • 目印1 どこから?

    utm_source=chirashi

    この例では「チラシ」

    アドレスを知った「入口」の名前です。ヘルプには、google・newsletter4・billboard などの例があります。 [出典1]

  • 目印2 どんな方法で?

    utm_medium=qr

    この例では「QRコード」

    どんな手段で来たかの名前です。ヘルプには、CPC・バナー・メールなどの例があります。 [出典1]

  • 目印3 どの回の配布?

    utm_campaign=2026-autumn

    この例では「2026年秋」

    商品・スローガン・プロモーションコードなどを表す名前です。ヘルプには、spring_sale という例があります。 [出典1]

「?」「&」「=」は、目印をつなぐ記号です。ヘルプの例(utm_source=summer-mailer&utm_medium=email&utm_campaign=summer-sale)と同じ形です。[出典1]「chirashi」「qr」「2026-autumn」は、ヘルプの例にならって私が決めた名前の例で、決まりではありません。
  • URLにパラメータを追加するときは、どのようなケースでも utm_source、utm_medium、utm_campaign を使用する必要がある、とヘルプにあります。[出典1]何か1つだけ設定するのではなく、関連するものをすべて設定することが強くおすすめされています。[出典2]
  • 目印の並べる順番に決まりはありません。ただし、値の大文字と小文字は区別されます。[出典1]

目印つきのアドレスをつくる

  1. QRコードで開かせたいページのアドレスを用意する(ふだんのトップページで足ります)
  2. アドレスの最後に「?」(疑問符)をつけ、そのあとに1つ目の目印「utm_source=chirashi」を続ける [出典1]
  3. 2つ目・3つ目の目印は、前の目印との間を「&」でつなぐ。名前と値は「=」でつなぐ [出典1]
  4. 完成したアドレスを、パソコンかスマホのブラウザに貼って開き、ホームページがいつもどおり開くかを確かめる
  5. そのアドレスで、QRコードを作る(作る道具はいろいろあります。この記事では、どれを使うかは案内しません)

書き間違いが心配なときは、Googleの「キャンペーン URL 生成ツール」を使うこともできます。ウェブサイトへのリンクには、このツールを使うように書かれています。[出典1]

名前の付け方(私の考え)

紙やノートを広げ、ペンを持って記録する手元

あとで分かるように、紙にも残す

つけた名前・配った日・配った場所を、ひとまとめに書き留めます。配ったチラシも一緒に残しておくと、どの回の記録か見返せます。

やましなWeb

私の考え

名前は、次のように決めておくと、あとで困りません。

  • 半角の英語と数字、ハイフンだけにする。日本語やスペースは使わない。
  • 小文字にそろえる。ヘルプにも、標準的な手法として小文字を使う、とあります。「SpringSale」と「Spring_Sale」は別のものと見なされる、とも書かれています。[出典1]
  • チラシの1回の配布ごとに、キャンペーン名を1つにする。同じ配布なのに名前が2通りあると、表の行が分かれます。ヘルプにも、1つの取り組みが複数の行に分かれるのを防ぐため、一意の名前を1つだけ使うように書かれています。[出典1]
  • 作った名前は、配った日・配った場所と一緒にノートに書き留める。あとで「どの回の数字か」が分かります。
名前の付け方の例(お店に合わせて変えてください)
配るものutm_sourceutm_mediumutm_campaign
2026年秋に手渡しするチラシ chirashi qr 2026-autumn
同じ秋の、新聞に挟むチラシ chirashi qr 2026-autumn-orikomi
2027年春のチラシ chirashi qr 2027-spring

手渡しと新聞折込など、数字を分けて見たい配り方があるときは、キャンペーン名を変えます。

数字を見る場所

  1. Googleアナリティクスを開き、左の[レポート]を押して、[集客]>[トラフィック獲得]を押す[出典3]
  2. 表の左の列は、初めは「セッションのメインのチャネル グループ(デフォルト チャネル グループ)」です。この列の見出しの横の小さな▼(ディメンションのプルダウン)を押して、「セッションの参照元 / メディア」か「セッションのキャンペーン」に切り替えて見ます(ヘルプでは「セッション参照元 / メディア」「セッション キャンペーン」)。やましなWebの管理画面では、このプルダウンに「セッションのデフォルト チャネル グループ」「セッションのメディア」「セッションの参照元」「セッションの参照元プラットフォーム」も並んでいました(2026年10月、やましなWebの管理画面で確認。Googleの説明ではなく、私が画面で見たことです)。[出典1][出典3]
  3. 表の上の検索バーに、見たいものを入れると、それだけを表示できます。ヘルプには、「google / organic」と入れる例があります。[出典3]同じ形で「chirashi / qr」と入れれば絞れる、と私は考えています。

列と検索欄を見る

画面の見本です。表示名や配置は、レポートの設定によって異なります。

1列を「参照元 / メディア」に切り替える

表の左の列見出しのプルダウンと、選択肢のセッションの参照元 / メディアを赤枠で示した画面の見本

2検索欄に「chirashi / qr」を入れる

検索欄にchirashi / qrを入力し、同じ名前の行へ絞る箇所を赤枠で示した画面の見本

左のメニューの並びは人によって違います。[集客]が見当たらないときは、画面の上の検索ボックスで「トラフィック獲得」を探してください。[出典8]メニューの見つけ方はGoogleアナリティクスの見方(見る画面は5つだけ)にまとめています。

目印は、こんな名前で並びます

  • アドレスの目印

    utm_source=chirashi

    表の「セッションの参照元」

    chirashi

  • アドレスの目印

    utm_medium=qr

    表の「セッションのメディア」

    qr

  • アドレスの目印

    utm_source と utm_medium

    表の「セッションの参照元 / メディア」

    chirashi / qr

  • アドレスの目印

    utm_campaign=2026-autumn

    表の「セッションのキャンペーン」

    2026-autumn

ヘルプによると、目印を設定すると、その名前と値が、レポートの項目と値としてそのまま表示されます。[出典2]つまり、入れたとおりの文字で並びます。大文字で入れたら大文字で、つづりを間違えたら間違えたまま出ます。

  • 表で数えているのは「セッション」です。セッションとは、ホームページを操作している時間のひとまとまりで、30分間操作がなければ終わります。[出典7]人の数ではなく、来た回数に近いものです。
  • 表の左の列を初めのチャネル グループのままにすると、目印つきのアドレスがどのチャネルに入るかは、ヘルプに書かれていません。一致するルールが無いときは「unassigned」という値になる、とだけあります。[出典4]画面では英語の名前(Unassigned など)で出ます(2026年10月、やましなWebの管理画面で確認)。目印は、「セッションの参照元 / メディア」か「セッションのキャンペーン」の列で見るのが確実です。
  • 目印を一部だけ設定して、足りないものがあると、レポートに「(not set)」と出ることがあります。[出典1]

印刷する前に試す

紙に印刷されたQRコードへスマホのカメラを向けて読み取る手元
紙に印刷したQRコードを、スマホのカメラで読み取る。チラシも、実際に配る大きさで試します。
やましなWeb

私の考え

QRコードは、刷ってしまうと直せません。次の順で、刷る前に確かめておくと安心です。
  1. QRコードを、実際に印刷する大きさで試し刷りする。画面に出したものだけで確かめない。
  2. スマホのカメラで読み取る。できれば、機種の違うスマホでも読み取る。
  3. 開いたページのアドレス欄を見て、目印(?utm_source=…)が入っているかを確かめる。
  4. Googleアナリティクスの[レポート]>[リアルタイム]を開く。過去30分間にホームページを使った人が出ます。[出典5]「最初のユーザーの参照元、メディア、…キャンペーンごとの内訳」に、さきほどの目印の名前が出れば成功です。[出典5]
  • リアルタイムに出る項目は、ユーザーを最初に獲得した方法に関するもの、とヘルプにあります。[出典5]自分のスマホで前にホームページを見たことがあると、目印が出ないことがある、と私は考えています。試すときは、ふだんホームページを見ていない人のスマホを借りると確かめやすいです。
  • リアルタイムは、データを受け取るとすぐに表示されます。ほかのレポートにも、そのあとすぐに表示される、とヘルプにあります。[出典6][トラフィック獲得]に出ていないときは、時間をおいてもう一度見てください。
やましなWeb

私の考え

目印をつけると、アドレスが長くなります。アドレスが長いほど、QRコードの四角い図は細かくなると考えています。細かい図は、小さく刷ると読み取りにくくなるので、試し刷りは必ず実際の大きさでします。

どこまで正確? 数字の読み方

  • 数えられるのは、目印のついたアドレスから開かれた分だけです。QRコードを読み取らず、アドレスを打ち込んで来た人は、目印がないので入りません。ヘルプによると、チャネルの「直接」は、保存したリンクから、またはURLを入力して来た人です。[出典4]
  • QRコードを読み取っても、ホームページが開く前にやめた人は、数えられません。チラシを何枚配ったかと、数字の割合を出すのは、あくまで目安だと私は考えています。
  • 同じ人が2回読み取れば、2回と数えられます。数えているのは来た回数(セッション)だからです。[出典7]
  • 同じ人がスマホとパソコンなど別の機器で見ると、別の人に見えることがあります。[出典9]ホームページに「Cookieの利用に同意しますか」という確認がある場合、同意しなかった人の分はGoogleに送られません。[出典10]人数が少ないと、一部の数字が出ないことがあります。[出典11]

数字がぴったりにならないわけの詳しい説明は、ホームページを見た人の数を確かめる方法にまとめています。

机に紙の資料を広げ、ノートのページをめくって見返す男性の手元
前回と今回のチラシ・配布記録を並べ、数字だけでなく、紙の内容や配った場所の違いも一緒に振り返ります。
やましなWeb

私の考え

1人・2人の違いにこだわるより、「前のチラシのときより増えたか、減ったか」を、名前を変えた2回分で見比べるほうが役に立ちます。数えることで、お客さんが増えるわけではありません。配った場所や紙の内容を変えたときは、そのことも一緒に書き留めておくと、あとで振り返れます。

QRコードから来た人のうち、電話や問い合わせまで進んだ人を数えたいときは、ホームページからの電話・問い合わせの数え方にまとめています。

やましなWeb

私の考え

アドレスを短くしたり、QRコードの行き先をあとから変えたりできるサービスがあります。この記事では、会社名は挙げず、どれがよいとも言いません。使うときに確かめたい点だけ書きます。Googleのヘルプには、こうしたサービスのことは書かれていません。
  1. データが、どこにたまるか

    読み取られた回数は、そのサービスの中にもたまります。その数字はサービスの画面で見ることになり、Googleアナリティクスの数字とは数え方が違うため、合わないことがあります。

  2. やめたとき・使えなくなったとき

    サービスの契約をやめたり、サービスが終わったりすると、配ったチラシのQRコードが読めなくなる心配があります。使い続ける料金と、やめたときにどうなるかを、先に確かめておくと安心です。

  3. 行き先のアドレスにも、目印をつける

    短縮アドレスを使っても、行き着く先のアドレスに目印(utm)がついていなければ、Googleアナリティクスでは見分けられません。短くしたアドレスの行き先を、ブラウザで開いて確かめます。

私(やましなWeb)がしていること

手厚めプランの月額には、次のものが含まれています。

  • 月次アクセスレポート

料金は料金プランにまとめています。

よくある質問

utm_medium には、何を入れればいいですか?
Googleのヘルプには、CPC・バナー・メールなどの例があります。チラシのQRコードに、これを入れるという決まりは書かれていません。この記事では、分かりやすさを優先して「qr」にしました。大事なのは、名前を一つに決めて、使い続けることです。
目印は、3つ全部つけないといけませんか?
Googleのヘルプには、どのようなケースでも utm_source、utm_medium、utm_campaign を使用する必要がある、と書かれています。また、目印を何か1つ設定するなら、関連するものをすべて設定することを強くおすすめする、とあります。足りないと、レポートに「(not set)」と出ることがあります。
大文字で書いてしまいました。直したほうがいいですか?
Googleによると、目印の値は大文字と小文字が区別されます。「chirashi」と「Chirashi」は別のものとして数えられ、表の行が分かれます。標準的な手法として、小文字が勧められています。印刷する前なら、直してからQRコードを作り直すのがよいです。
目印なしのQRコードで、もう印刷してしまいました。
そのチラシは、QRコードから来た人を見分けられません。QRコードの中身は、あとから変えられないからです(変えられる作り方もありますが、サービスによります)。次に刷る分から、目印をつけてください。配った時期と、アクセスの増えた時期を見比べるのは、あくまで目安だと私は考えています。
「(not set)」と出ました。
Googleによると、UTMパラメータが設定されていない場合、レポートには「(not set)」の値が表示されます。目印が3つそろっているか、つづりが合っているかを見てください。リアルタイムのレポートで、自分のスマホから試すと確かめやすいです。

QRコードに目印をつける作り方や、数字の見方が分からないときは、画面を一緒に見ながらお話しします。ご相談は無料です。

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