COLUMN

ホームページから電話・問い合わせが何件来たかを数える方法|まず手書きの表、次にGoogleアナリティクス

公開日 / Googleのヘルプ(画面の名前)を確認した日

ホームページからの問い合わせの数え方。電話・フォームを記録する。電話機と封筒、ノートを描いた水彩サムネイル

ホームページを作ったあと、「電話や問い合わせは増えたのだろうか」と気になっても、何を数えればいいのか分からない。そんな方のための記事です。

いちばん簡単なのは、手で数えることです。そのあと、Googleの無料の道具「Googleアナリティクス」で数える方法を、Googleの公式ヘルプで確かめられた範囲でまとめました。画面の名前は、2026年10月11日時点のヘルプの書き方に合わせています。

先に結論

  • まずは手で数えるのが確実です。フォームの通知メールの数と、電話の数を、月ごとの表に書き留めます(私の考えです)。
  • Googleアナリティクスでは、ホームページで起きたことを「イベント」として記録し、そのうち大事なものを「キーイベント」としてマークして数えます。
  • フォームは、送信完了ページが開かれた回数を数える方法があります。
  • 電話のタップが自動で数えられるとは、Googleのヘルプには書かれていません。作った人に、数える設定ができるか聞きます。
  • 数字はだいたいの数です。数えること自体で、問い合わせが増えるわけではありません。

ホームページを見た人の数はホームページを見た人の数を確かめる方法に、アナリティクスの画面の見方はGoogleアナリティクスの見方(見る画面は5つだけ)にまとめています。この記事では繰り返しません。

いちばん簡単:手で数える(私の考え)

スマホの横にノートを開き、ペンで書き留めようとしている手元
電話や問い合わせを受けたら書き留め、月ごとに数をまとめます。
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私の考え

パソコンの設定がなくても、次の3つを月に1回、表に書き留めれば、増えたか減ったかは分かります。
  1. フォームの通知メールの数

    お問い合わせフォームから届いたメールを、月ごとに数えます。迷惑メールや営業のメールは、数に入れないほうが見やすいと思います。

  2. 電話の数

    かかってきた電話を、スマホの着信履歴や手帳で、月ごとに数えます。

  3. 「ホームページを見て」と言われた数

    電話やお店で、「どこでお店を知りましたか」と一言聞いて、答えを書き留めます。ホームページから来た人の数の、いちばん確かな手がかりになると私は考えています。

月フォームの通知メール電話「ホームページを見て」と言われた数その月にしたこと

数字は入れていない、書き込み用の形です。

電話のうち、Googleマップのお店の情報から押されたぶんは、マップ側の「通話数」で見られます。見方はマップで見られた回数・電話の数を見る方法にまとめています。

「イベント」と「キーイベント」とは

イベント

ホームページで起きたことの記録(ページが開かれた、リンクが押された、など)

キーイベント

そのうち、大事なものとして自分でマークをつけたもの(例:問い合わせの完了)

  • Googleは、イベントを、ウェブサイト上の特定の操作や出来事を測るためのもの、と説明しています。リンクのクリックやページの読み込みなども、イベントとして測れます。[出典1]
  • キーイベントは、ビジネスの成果にとって特に重要なアクションを測るイベントです。集めたどのイベントでも、キーイベントにできます。[出典1]
  • 「キーイベント」は、以前の説明では「コンバージョン」と呼ばれていたものです(旧称: コンバージョン)。作り方やレポートへの出し方は、以前のコンバージョンと同じです。[出典2]

フォームの数:送信完了ページを数える

フォーム入力、送信完了、完了の記録を順に示す水彩イラスト
フォーム入力送信完了ページ完了を記録
送信完了ページが開かれたことを、キーイベントとして記録する流れです。事前の設定が必要です。

お問い合わせフォームを送ったあとに「送信完了ページ」(「ありがとうございました」と出るページ)に移るホームページなら、そのページが開かれた回数を数えれば、送られた件数の目安になります。Googleのヘルプにも、確認ページが開かれたときに起きるイベントを作り、キーイベントにする例があります。[出典3]

ページが開かれたときのイベント(page_view)は、そのままキーイベントにはできません。すべてのページの表示が数えられてしまうためです。そこで、「送信完了ページのアドレスのときだけ」に当てはまる、新しいイベントを作ります。[出典3]

送信完了ページを数えるイベントの作り方

  1. Googleアナリティクスの[管理]を開き、[データの表示]の[イベント]を押す [出典3]
  2. [+ イベントを作成]を押し、[イベント名]に、わかりやすい名前を付ける(ヘルプの例は「thank_you」)。この画面で[キーイベントとしてマークを付ける]の切り替えボタンも選べます [出典3] [出典4]
  3. [イベントの作成方法の選択]で[コードなしで作成]を選ぶ [出典3]
  4. [イベント名]のプルダウンから[page_view]を選ぶ [出典3]
  5. [URL]の欄に、送信完了ページのアドレスを入れて[作成]を押す [出典3]
  6. 作るときにマークしなかったときは、イベントが一覧に出てから、名前の横の星印を押してキーイベントとしてマークする [出典4]

[ ]の中は、画面に出る名前です。キーイベントとしてマークを付けるには、マーケティング担当者以上の権限が要ります。[出典4] 自分でできないときは、ホームページを作った人に頼みます(下の「作った人に頼むこと」)。

フォームの項目を変える前と後で送信の数を比べたいときに、変える項目の決め方は、お問い合わせフォームの項目は、少ないほうがいい?にまとめています。

送信完了ページのアドレスに、お客さんの名前やメールアドレスを入れないことなど、アクセス解析と個人情報の関係は、個人のお店のホームページに、プライバシーポリシーは要る?にまとめています。

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私の考え

この方法は、「送信完了ページ」があるホームページなら、フォームのつくりに左右されにくいと思います。送信完了ページが無く、送った場所でそのまま「送信しました」と出るだけのつくりだと、この方法では数えられません。

ほかに、拡張計測機能(次の節)をオンにすると、フォームを送信したとき(form_submit)が記録されます。[出典5]また、問い合わせフォームの送信を表す「generate_lead」というイベントの名前がGoogleで決まっていますが、これは自動では送られず、ホームページ側で送る設定が要ります。[出典6]

電話のタップは、自動では数えられない?

スマホのホームページにある電話ボタンを押す手元の水彩イラスト
電話ボタンを押す
スマホで電話を受け、お客さんと話す女性店主の水彩イラスト
実際に電話がつながる

タップした数と、実際につながった電話の数は、同じとは限りません。

スマホでホームページの電話番号を押すと電話がかかる、あのボタン(リンク)のタップを数えたい方も多いと思います。Googleアナリティクスには、設定するだけで数えてくれる「拡張計測機能」があります。コードを変える必要はありません。[出典5]ヘルプに書かれている、数えてくれるものは次のとおりです。

ページビュー
ページが開かれるたび。自動で数えられ、オフにはできません。
スクロール数
ページのいちばん下のほうまで、初めてスクロールされたとき(縦に90%まで表示されたときなど)。
離脱クリック
今のドメイン(ホームページの住所)から出て、別のウェブサイトに移動するリンクがクリックされるたび。
サイト内検索
ホームページの中の検索結果ページが表示されるたび。
動画エンゲージメント
埋め込まれたYouTube動画が再生されたとき。
ファイルのダウンロード
PDF・表計算・文書・圧縮ファイル・動画・音声など、一般的なファイルへのリンクがクリックされたとき。
フォームの操作
フォームを初めて操作したとき(form_start)と、送信したとき(form_submit)。
電話番号のリンクのタップ
この一覧には、ありません。

一覧と説明は、Googleのヘルプの書き方を言い換えたものです。[出典5]

  • 「離脱クリック」は、別のウェブサイトに移動するリンクが押されたときの記録です。本文の文字でも、ボタンでも数えられますが、対象は別のドメインに移るリンクです。[出典7]
  • 電話番号のリンクのタップを、拡張計測機能が数えるかどうかは、Googleのヘルプには書かれていません。
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私の考え

電話番号のリンクは、別のウェブサイトへ移るリンクではないので、離脱クリックには当たらないと私は読んでいます。電話のタップを数えたいときは、設定が別に要ると考えて、作った人に聞くのが確実です。また、タップした数と、実際に電話がつながった数は、同じとは限りません。

そもそも、電話番号が押してかけられる形になっているかは、ホームページの電話番号をスマホでタップしてかけられるようにする方法にまとめています。

数字を見る場所

  • イベントの数:左の[レポート]から[エンゲージメント]>[イベント]を開くと、イベントごとの、起きた回数と、起こした人の数が出ます。[出典8]この画面の表の右側から、イベントをキーイベントとしてマークすることもできます。[出典8]
  • キーイベントの数:キーイベントの数は、ほかのレポートに加えて見ることもできます。たとえば、ページごとに、そのページで起きたキーイベントの数を並べられます。[出典9]
  • 設定が合っているかの確認:設定したあと、リアルタイムのレポートで、キーイベントが記録されているかを確かめられます。数分後に更新されます。[出典9][出典4]通常のレポートに出るまでは、最大24時間かかります。[出典8]

画面の左のメニューの並びは人によって違います。[エンゲージメント]が見当たらないときは、画面の上の検索ボックスで「イベント」を探してください。検索ボックスでは、レポートや管理ページを探せます。[出典10]メニューの見つけ方と期間の選び方は、Googleアナリティクスの見方(見る画面は5つだけ)にまとめています。

作った人に頼むこと(私の考え)

ノートの項目を指さしながら相談し、内容を書き留めている様子
何を数えたいか、設定する日と数字を見る場所を、作った人と確認します。

設定に自信がないときは、ホームページを作った人に、次のことを頼んでみてください。

  1. 送信完了ページを数える設定を、してもらう

    フォームを送ったあとの「送信完了ページ」のアドレスを教えてもらい、そのページが開かれた回数をキーイベントとして数える設定を頼みます。

  2. 電話のタップを数えられるか、聞く

    電話番号のボタンが押された回数を数える設定が、このホームページでできるかを聞きます。できる場合は、何の名前で数えるかも聞いておきます。

  3. 設定した日と、見る場所を教えてもらう

    数え始めた日は、書き留めておきます。Googleによると、設定した時点より前のデータは変わりません。[出典4]数字の見る場所と、自分のメールアドレスを「閲覧者」として加えてもらう手順は、ホームページを見た人の数を確かめる方法にまとめています。

数字がぴったり合わないわけ

  • アナリティクスの[イベント数]は、イベントが起きた回数です。[合計ユーザー数]は、そのイベントを起こした人の数です。[出典8]同じ人が2回送れば、回数は2、人は1になります。手書きの表の件数と、回数が合わないことがあります。
  • 同じ人が、スマホとパソコンなど違う機器で見ることは珍しくない、とGoogleは書いています。[出典11]そのため、人の数は、実際より多く出ることがあると私は考えています。
  • ホームページに「Cookieの利用に同意しますか」という確認を出している場合、その入れ方によっては、同意しなかった人の分はGoogleに送られません。[出典12]
  • 人数が少ないと、一部の数字が出ないことがあります(データのしきい値)。期間を長くすると出ることがあります。[出典13]
  • 標準のレポートに出るまでに、最大24時間かかります。[出典8]
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私の考え

ホームページを見ずに、チラシや看板の電話番号だけを見てかけた人や、Googleマップの情報から電話した人は、ホームページ側の数字には出ません。電話の数は、手書きの表の数がいちばん実際に近いはずです。アナリティクスの数字は、月ごとの増え方・減り方を見る目安として使うのがよいと思います。

チラシから来た人の数をつかみたいときは、チラシのQRコードから来た人の数え方にまとめています。

数えることと、増やすことは別です

数えることで、問い合わせが増えるわけではありません。増えた月・減った月に、お店で何をしたかを書き留めておくと、あとで振り返るときの手がかりになります。

数えてみて、問い合わせが少ないと分かったときに、どこを見直すかは、ホームページから問い合わせが来ないときに見直すところ|見つかる・来る・連絡できる・伝わる・数えられる、の順に確かめるにまとめています。

私(やましなWeb)がしていること

手厚めプランの月額には、次のものが含まれています。

  • 問い合わせフォーム(メール+LINE通知)
  • 月次アクセスレポート

料金は料金プランにまとめています。

よくある質問

「イベント」と「キーイベント」は、何が違いますか?
イベントは、ホームページで起きたこと(ページが開かれた、リンクが押された、など)の記録です。キーイベントは、そのうち「ビジネスにとって特に大事なもの」として、自分でマークを付けたイベントです。Googleは、集めたどのイベントでもキーイベントにできる、と説明しています。
「コンバージョン」と書いてある説明を見ました。キーイベントと同じですか?
Googleによると、アナリティクスで以前「コンバージョン」と呼んでいた、ビジネスにとって重要なイベントは、今は「キーイベント」と呼ばれます(旧称: コンバージョン)。Googleは、キーイベントは以前のコンバージョンと同じように作ったり、レポートに出したりできる、と説明しています。「コンバージョン」という言葉は、今は広告の成果を測る場面で使われます。
ページが開かれた回数(ページビュー)を、そのままキーイベントにできませんか?
できません。Googleによると、page_view をそのまま使うと、すべてのページビューがキーイベントとして数えられてしまうためです。送信完了ページだけを数えるには、ページビューをもとに、そのページのアドレスだけに当てはまる新しいイベントを作ります。
設定する前の分も、数えられますか?
いいえ。Googleによると、キーイベントとしてマークを付けても、反映されるのは作った時点以降のレポートで、過去のデータは変わりません。数えたい日が決まっているときは、先に設定しておくのがよいと私は考えています。
設定したのに、数字が出ません。
Googleによると、標準のレポートに出るまでに最大24時間かかります。リアルタイムのレポートなら、数分後に更新されます。まずリアルタイムで、イベントが記録されているかを確かめてもらうとよいです。それでも出ないときは、設定を作った人に見てもらってください。

電話や問い合わせの数え方が分からない、設定をお願いできるか知りたい。そんなときは、画面を一緒に見ながらお話しします。ご相談は無料です。

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